review : Planar T* 1.7/50 AEJ 「貧者のPlanar」

Contax Planar T* 1.7/50 AEJ

皆さんお待ちかね、貧プラこと貧者のPlanarの時間です。どうもこの名前、私が勝手に名付けたようです。

なぜ貧者の、と冠がつくかと言うと、このPlanar、同じContaxのレンズでもF1.4のものと比べてちょっと暗いかわりに、お値段が大体半分くらいなんです。
もちろんヤシコンのレンズは中古品しかないので相場は変動するのですが、2018年現在もF1.4のほうと比べるとだいたい半分くらいかな?

 

御尊顔

 

 

日本製でF16が緑じゃないのでAEJ

 

 

外装がプラッチックのようでして、なんとなくヘリコイドもシャーシャーと軽い感じがします。

しますが、別に問題ないんですよね。写りはキリキリで、むしろ時折扱い辛いと感じるF1.4の方のヤシコンPlanarよりも安定しています。

マウント部

マウントはプラなのか金属なのか、塗装してあるのでよくわかりません。爪でぺちぺちと叩いてみてもよく分かりませんが、まあ強度的に問題がないので良しとしましょう。

一つ前の画像になるのですが、絞りは開放がF1.7で、そこからちょこっと絞るとF2.0のところでクリックがあります。
そこからは普通に1段ごとにカチカチと動きます。

最近のMFレンズって、どれも1/3段ごとにカチカチカチカチとクリックがありますけど、あれ邪魔じゃありませんか?
電子接点のあるレンズの場合、液晶に表示されるのでそれを頼りに何段分絞ったのか考えれば良いといえば良いのですが、それなら別にカメラ側のダイヤルでも良いじゃないと思うんですよ。

ヤシコンの1段ずつの絞りクリックって、F2.0からカチカチカチ、と3段絞ったからF5.6だな、とかっていう風に目で見なくても絞りをコントロールできるのが楽です。それが1/3段ごとにクリックのあるレンズだと、9クリック分数えていないといけません。ちょっと無駄な感じがしちゃうんですよね。

実際私が撮影する時は、スタジオでどうしてもあと半段分露出を変えたい、というような時を除いて1段ずつしか変更しませんから、いま絞りがいくつなのか目でレンズを見ないと分からない細かい刻みは嬉しくないんです。

作例・人物系

スナップもスタジオも混ぜてしまいましたが、人物作例も少しだけありました

私自身が標準画角であまり町中スナップをしておらず、また人物撮影の場合はだいたい中望遠を使ってしまうので作例が乏しいのですが、最近作った有料動画(Vimeoというサイトであれこれ写真のことを解説した動画を販売しています)用に撮った作例があったので載せておきましょう。1枚目のモデルは俳優の榊原智美さん。

F8くらい

 

とくにレフなど使用せず。

 

F2。周辺減光が見えます

 

これがF1.4の方だと、もっともっと人肌がぷるぷるしてくるので、そちら用途に一本F1.4のヤシコンを買っておこうかとも思うのですが、やはり女性は中望遠でばかり撮ってしまうのでなかなか買うに至っておりません。

作例・ガリガリ系

ガリガリ系はこのレンズの大変得意とするところです。

ガリガリとはなにか? よく聞かれるのですが、要はコンクリートや金属など、硬いものの描写のことです。

わたし個人の話なのですが、Planar系レンズの描写を言葉で表す時に「ぷるぷる」と言い表します。これはPlanarの描写が、ハードなものよりも、柔らかいもの、例えば人肌や水のようなものの表現に向いていることを表しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

この貧者のPlanarは、Planarという名前でありながら、柔らかいもの向きのレンズではなくソリッドなものに向いた描写をしています。つまりぷるぷる度が低め。

ただこれはもちろんPlanarの中での話であって、よそのレンズと比べると全然やらかいものが柔らかく撮れます。現代レンズ、たとえばSigmaのレンズと比べてみると、違いは歴然です。

 

作例・ネイチャー系

ネイチャーというほどのネイチャーは撮っていないのですが、微妙に古いレンズなので、遠景を撮っても高画質なだけではない、なんとなく懐かしい写りをするのがこの魅力のひとつです。

解像力は大したもので、開放であっても合焦部分についてはきりきりと気持ちよく写りますが、周辺はだいたいF4あたりから本領発揮ですね。

またF1.4よりは穏やかなように見えるのですが樽型収差はあり、建物などを撮ると気になりますがネイチャー撮影ではあまり気になりません。

 

 

てな感じで、Youtubeでのレビュー時よりも、だいぶ作例が増えておりました貧者のPlanarでございました。

SonyのEマウントで使うと、F1.4の方よりも地味、しっとりながら着実な仕事をしてくれる感じがたいへんマッチしていて最高だなあ、という風に思っております。

いまヤフオクを見たら、F1.4の方のPlanar AEJのものが30000円弱でたくさん出ているんですよね……買っちゃおうかなあ……

ストレートに比較しても、私以外誰も分からない微妙~な差のレビューになってしまうのでやりませんが、そこは一つ、私を信頼して頂いて、しばらく色んな光、色んな被写体で撮ってみて「こういう傾向だね」と一定の方向を導き出してお伝えする形が良いかなと思っています。

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