essay : レンズ研究会

気の合う仲間とレンズお試し会

以前、私が主催のワークショップに参加して下さり、さらにそのなかでTwitterで連絡を取り合っていた何人かで集まったことがありました。

目的は、互いのレンズを試して撮りまくること。名付けてレンズ研究会動画にもちらっと残してあります。

ありがたいことに、今では一番弟子のポジションにいるてっぺーさんがお友達の女の子を連れてきてくれたおかげで人物撮影でのレンズテストに困りませんでした。これ結構大事で、このブログでも人を撮った時にどうか? というのがレンズの評価としてけっこう大事というか分かりやすい指標なのですが、普通におじさんとして暮らしているとなかなか人を撮る機会がありません。おっさんを被写体にする機会すらそうそうないのです。

(そういえばこのブログでも常に被写体さんは募集していますので、見ていってくださいね)

今日の写真はすべてヤシコンPlanar T* 1.4/85 MMJで撮影。 実際にレンズ研究会の時に撮影した写真です。

このレンズ研究会、普通だったら自分で買ってみるまでレンズの写りを総合的に判断するのは難しいですよね。自然光でどうか? 人工光でどうか? 硬い被写体、柔らかい被写体、色別、などなど、レンズを判断する指標はいろいろありますが、ネット上の作例はやはり解像度が低いものが多いですし、シチュエーションも撮影者の技術も偏ったものが多いのであまり頼りになりません。

私の場合は自然光で人物を撮った時と、ストロボでスタジオ撮りした時にどうかというのが一番知りたいところ。実際にスナップに持ち出せば色々な光、被写体で試せるのですが、やはりカメラ屋さんの店頭のような状況では分かりづらいですよね。

ですから、このレンズ研究会のように色々なレンズを一挙に集めて、屋外ですから好きに被写体との距離、それから背景との距離を変えてレンズの様子を見ることができる機会はありがたく、かつ大変楽しかったです。単純に可愛い女の子を撮るというだけでも楽しいのは事実!

後ろのもしゃもしゃしたボケ、Planarだなあ、と思うと同時に古いレンズだなあ、という感じもしますね

もちろんこのブログはそういったことを配慮して、可能な限り分かりやすい作例を、と思って作っていますので、人物を多く撮るようにしています。いつも教える場で言っている事なのですが、人間にとって人間ってやっぱり特別な被写体ですし、素材としての人間って、肌も髪も他にない表面素材でレンズの力が問われるものだと思うのです。

撮った本人が等倍にしているからこそわかることというのは可能な限り控え、代わりに縮小した写真であってもきちんと個性が伝わる作例というのはどういうものか、というのを考え、レンズ遊びのさらに先にある「分かりやすい作例撮り遊び」をやっています。

もともと写真講師をやり始めた時から「我ながら分かりやすい作例を撮るのが得意だなあ」と自画自賛していたくらいでして、このブログではさらにその発展形をお見せできたらと思っています。端的にいえば「欲しくなったら俺の勝ち!」と思っています。写真を見ていてほしくなったレンズには、ぜひコメントを残していってくださいね。

SAL85F14Zと比べると、明るさの変化に対する追従がちょっと厳しい、トーンに癖がある感じ。 でもそれも唯一無二の個性的な写りにつながっていると思えば……

そんなわけで、気心の知れた人とでないと少々リスクがあって難しくはあるのですが、もしみなさんも機会があればレンズ研究会のような催しを持たれると、レンズに対する知見と愛情が一層深まって良いのではと思います。私はおかげさまで収穫が多く、危うくRマウントのライカレンズを買うはめになるところでした……が、すんでのところで回避……したつもりが、しばらく頭の中で「ライカライカ」と呪文のようにライカレンズの写りがぐるぐる回り続け、それが変わった形で発露してMFTのパナライカレンズに20万円以上使ってしまいました。大丈夫、傷はまだ浅い。

 

このちりちりした写りはヤシコンならでは。
絞り、あえての開放です。樽型の収差とあいまって、やはりドリーミーな感じに写りますね

 

実際、ヤシコンおよび現代Zeissのレンズは見慣れてしまっているので、そうめちゃくちゃに感動! ということはありません。

レンズ研究会であれこれお友達に使わせて頂いたレンズも、ある意味では確認のようなニュアンスがありまして、そう来たか! というよりは、なるほどそうですよね、という感じ。
でもそれって実際に撮った人間にしか確認できないことなんですよね。

そう考えると、そういった機会が持てるのは非常にありがたいことですし、また機会があれば是非開催なり、ちょっと顔を出させてもらうなりさせてもらえたら楽しいだろうな、と思うのでありました。

もしこのブログの読者の方がされる時は、もしもの時どうする? という最低限の決めごとだけして臨んで下さいね。

 

 

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