review : SAL85F14Z

AマウントのPlanar 85mm F1.4

このレンズ、最初にちょうど良い135mmがEマウントで出ていなかったのでSAL135F18Zに手を出した後、じゃあまあ折角だから使ってみるか、買ってみたもの。

だいたい10万円くらいでしょうか? 買った値段はよく覚えておりません。仕事でも使うし……使うし……と呪文のように唱えながら買ったのは覚えています。

 

 

フードを外しているとゴロッと塊感があります。

 

 

このレンズを使う時は、ほぼ人物撮りの時ですね。

買った直後はスナップするのに使ってみたこともあるのですが、完全にオーバースペック。
何がどうオーバースペックかというと、見たものを見た以上に「良く」描き出してしまうところ。

人物撮りの場合は、自分が相対している人物をよりよく見せる目的でライティングしたり、ということが多いのでオーバースペックとは感じないので面白いものだなと思います。

考えてみればヘアメイクも衣装をスタイリングするのも、人物を見せるのが主眼の撮影であれば「オーバー」であることに間違いはないわけで、本来の意味のポートレートであったとしても過剰演出になりかねないですよね。
しかし、こと人物に関しては、座ってカメラをじっと見てもらっている時点で「ありのままに」というのはそうそうないですから、過剰演出を最初から肯定してしまっているのかもしれません。

 

 

 

 

何も過剰であることが悪いというわけではなく、写真の機能の一つとして「肉眼では捉えられない美しさを記録する」というものも歴然とあるわけで、そういう意味では大変良い仕事をしてくれるレンズです。

写りはどちらかというと軽く、コントラストは高いのですがハイライトがぐいぐい押してくる写りをするので、渋いものよりは華やかなものを撮った方が向いているようです。
また光が硬くとも柔らかくとも問題なく撮れてしまうあたりは、一番新しいPlanar 1.4/85だけあって懐が広いな、という印象です。ヤシコンのPlanar 1.4/85の場合、ちょっと光源がよろしくないと一気に崩れる印象があるもので、そのあたり現代レンズ光学ってすごいんだな、と素直に感心する次第。

 

 

 

 

このレンズ脇のボタン、現在はEマウントのボディーで運用しているので、AF/MFの切り替えに機能を割り当てています。
むしろ、時折気まぐれでAFにしてみて「やっぱりダメだな」とMFにもどすためのボタンみたいな使い方しかしていないのがちょっともったいない気がします。

 

作例・人物

 

 

 

 

 

作例・スナップ

 

 

 

 

 

作例・スナップ(ガリガリ系)

ガリガリ系については、エッジはきちんと立つんだけど、ゴリゴリ写る感じではない、というあたりがSony製ツァイスすべてに共通ですね。

高解像度のボディーで使うことを見越して設計されているので、とにかく繊細に写るように作ってある感じ。ですから画面全域でぴしっと美しく写るんです。
写るんですが……スナップの場合は、もっと情緒優先のレンズの方が楽しいんだな、とこのSAL85F14Zを使ったおかげで実感しました。

Cosina製ZEのPlanar 1.4/85はおそらくもっと渋い写りをするでしょうから、そのうち機会があれば試してみたいものですね。
あとNマウントのPlanar 1.4/85もありますよね。あれ私の予想では、Aマウントとヤシコンの中間の写りをするんだろうなあと思っています。そちらもいつか機会があれば。

 

2 Comments

  1. アバター
    maccha
    2019年4月1日

    小澤忠恭先生がf2.8以上で使うならSAL85F28の方がいい写りをするとおっしゃっていました。
    SAL85F14Zは開放からF2くらいを楽しむためのレンズだと。
    伴さんと小澤先生どちらが正しいのでしょうか?

    返信
    1. van
      van
      2019年4月1日

      がんばってくださいね!

      返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Scroll to top